青のスカイライン

今の病院に誘ってくれたのがTさんです(2019/7/5ブログ)。Tさんの誕生日は2月26日。先週の土曜日はTさんが亡くなって3回目の誕生日でした。SNSでも多くの人と交流のあったTさんには、全国から「誕生日おめでとう」のメッセージが今年も届きました。「天国から見守ってください」、「元気にやっています」などの言葉が添えられていました。

先日、Tさんの奥様と息子さんが病院に来られました。
息子さんに2人目の子供が生まれるので、Tさん愛用の青のスカイラインをいよいよ手放すことになったとのこと。安全なチャイルドシートの付けられる新車にするというのです。その青のスカイラインで最後のドライブをして、想い出の地を巡っているのですよ、と奥様はおっしゃっていました。お世話になりました、と息子さんは頭を下げられました。お世話になったのは私の方ですよ、気をつけて行ってらっしゃい、と伝えました。

自宅のある神奈川県から埼玉、茨城を巡る小旅行だそうです。短い再会の時間でしたが、最後に奥様からお手紙を頂戴しました。
「あのスカイラインは茅ヶ崎・埼玉・水戸とよく走ってくれました」。
想い出のエピソードが続いていました。
お手紙の最後に私へのお気遣いも記されていました。

自分がこの病院に赴任してきた原点をあらためて思い起こしました。