7月の連休で思うこと

今週の木曜日は海の日。金曜日はスポーツの日、本来であれば東京オリンピックの開幕日でした。梅雨明けには至らず、雲が重く垂れ、ときに雨が激しく降っていました。

私自身は、両日とも病院に行きました。
重症患者が複数います。2名、3名の複数ではありません。必要な指示を出さねばなりません。来週の入院の準備もしなければなりません。退院する患者の処方、サマリー、次の施設への紹介状も次々書かねばなりません。連休前日の夜は、頭を深く下げてお見送りもしました。新型コロナの第2波が押し寄せています。PCR検査の結果を一刻も早く知りたいという人に電話で伝えていきました。

自分自身の息抜きが必要だと感じました。土曜午後から日曜まで完全休養とします。携帯はつながるようにします。
しかし、病を持つ人に医療者の息抜き、手抜きなど許されません。連休中の病院では、看護師がいつもと変わらぬ看護を行い、いつもと変わらぬ申し送りを行っていました。深夜帯であっても業務に手抜きはみられませんでした。

病院の中で起こる様々なことに対し、批判を多く受けます。それは真摯に受け止めたいと思います。一方では、同じ人間として理想通りにはいかないもどかしさも感じます。言い訳めきますが、現場に悪意はありません。話し合いを通してご理解をいただこうと思います。