日本のすばらしさ・遺失物編 (院長)
2026年8月2日午後、大阪出張(徳洲会全国会議)の帰り道に関西国際空港(関空)の構内で携帯電話を紛失しましたが、8月4日午前中に私のiPhoneが当院に届きました。この魔法のような幸運な経験をご報告します。加えて日本のすばらしさを再認識しましたので記載します。
Ⅰ.携帯電話紛失時の対処
搭乗ゲート付近の立ち回り先(トイレなど)を探しましたが見つからず、急ぎ空港職員に私の携帯番号と連絡先を渡しました。帰宅後に関空のサイトに届けを出して、チャットで携帯の機種や特徴を伝えたところ、1時間ほどで発見の連絡がありました。次いで、画面に沿って遺失物の受け取り方法を選択しました。選択肢は、①本人が空港で受け取る ②代理人が空港で受け取る ③ホテルで受け取る ④配送希望 ⑤最寄りの警察署で受け取る、の5つでした。私は勤務先への配送をお願いしましたが、驚いたのは③です。空港職員が滞在先のホテルまで届けてくれる、旅行者にとっては想定外の気くばりです。同様のサービスは、東京ディズニーランドが以前より行っていると伺いました。
Ⅱ. 落し物が戻る国ランキング
ランキング1位は日本で、続いてノルウェーやデンマークなどの北欧諸国が上位に並びます。このランキングは、Reader’s Digestが行った路上での「落とし財布実験」によるものです。
1位:日本 2位:ノルウェー 3位:デンマーク 4位:スウェーデン
5位:フィンランド 6位:スイス 7位:カナダ 8位:オランダ 9位:ドイツ 10位:オーストラリア
日本では約70〜80%が返還され、北欧でも高い返還率がある一方、一部の国ではほとんど戻らないそうです。
Ⅲ.日本ではなぜ落し物が戻るのか?
国によって返還率が異なることに関して、ブログ“自由座標(2026/3/28付)”に次のような記載がありました。
①落とし物が戻るかどうかは「人の性格」ではなく、社会の仕組みで決まる。
②日本は次の“4つの条件”が高いレベルで揃う稀有な国。
・文化:他人の物を取らない価値観が幼少期から浸透している。
・制度:交番・遺失物法・謝礼制度など仕組みが整備されている。
・経済:生活の安定あり、落とし物を持ち去る動機が少ない。
・心理:周囲の目があり「届けた方がいい」という行動が自然に選ばれる。
この4つが揃うと「届けるのが普通になる」のだそうです。
おわりに
・今回、スマホの紛失で大慌てましたが、迅速に発見されて配達して頂ける幸運に恵まれました。日本人の“気くばり”と“国民性の良さ”を再認識しました。
・関空と同様のサービスは羽田空港でも行われているそうです。携帯の探し方は内部秘密だそうですが、携帯電話番号を先方に伝えることがポイントとのことでした。
2026年8月8日
石川 進