日鋼記念病院(室蘭)訪問のご報告(院長)

日鋼記念病院(室蘭)訪問のご報告(院長)

2026年8月27、28日に、日鋼記念病院を訪問させて頂きました。病院の施設見学に始まり、運営に関してもお話を伺いましたのでご報告致します。

 

Ⅰ,日鋼記念病院と室蘭市に関して

日鋼記念病院は1911年(明治44年)に日本製鋼所の共済病院として設立された115年の歴史がある病院です。創業当初より「地域一番、道内一番、日本一番」を目指して、数々の先進的な試みを行ってきました。

室蘭市はかつて鉄鋼業や石油産業などで栄え、ピーク時(1970年)の人口は約16万人でしたが、現在は約7万人となっています。室蘭市には3つの総合病院があり、人口減少を背景に3病院の再編統合に関する協議会が2018年9月発足しました。しかし、具体的な工程には入れず、日鋼記念病院を運営する社会医療法人「母恋」が2025年10月に徳洲会グループに入りました。2026年4月の時点で、病床数348床、職員数582名(うち医師42名、看護師281名)です。

Ⅱ.日鋼記念病院訪問

①病院の全景

病院本館を中心として、救命センター、緩和ケア棟、付属看護学校、職員宿舎などが敷地内にあります。それぞれが独立した建物で、広い面積にしっかり作られており、いわゆる建て増し感はありません。印象としては、大学のキャンパスで本館、図書館、講義棟などがある感じです。

②病院の内部

外来、一般病棟の構造は基本的には当院と同様です。異なっているのは広さで、診療部門、運営部門ともにスペースに余裕があり、面談室、会議室、図書室などが整っています。また、メンテナンスは年次計画に基づいているそうで、堅牢な建物を長年にわたって維持してきたことが感じられました。リハビリ室や放射線科の一部にはフローリング(木製)の床があり、ワックスで磨かれた床に天井の蛍光灯が映っていたのには驚きました。

③病院の運営

2026年4月より徳洲会による本格的な運営が始まり、全国のグループ病院からの支援を得ています。経営状況は4月以降急速に改善しています。日鋼記念病院の運営方針と現況に関しては、乗富智明院長の「直言」(徳州新聞2026年8月10日付)を添付しましたのでご参照下さい。

Ⅲ.病院訪問で感じたこと

さいたま記念病院は創立40年を超えた病院ですが、今回改めて日鋼記念病院の歴史と規模に驚きました。しかし、それぞれが紆余曲折を経て、新しい病院として職員一同で頑張っている点は同じです。来院された患者さん一人ひとりに最善の医療を提供して行くことが、両病院の共通の目標であると感じています。

 

*添付:乗富智明院長「直言」(徳州新聞2026年8月10日付)

 

2026年8月30日

石川 進

 

(付録)室蘭の観光名所

①地球(チキウ)岬:快晴の日には展望台から太平洋を一望できます

②白鳥橋:東日本最大の吊り橋です

乗富智明院長「直言」(徳州新聞2026年8月10日付)はこちら➡